魔法の書といっても実際にはDVDだが、CoinOneのHomer Liwagからコインマジックの第2弾『CoinTwo』が届いた。内容的にはいわゆるコインズ・アクロスなんだけど、とにかく編集がカッコよく、魅せる映像となっている。
観客から見たインパクトはおそらくCoinOneのほうが上だろうと感じたが、こちらのほうが演出の幅は広いと思う。DVDでは一切のセリフなしで、ある程度のテキストが表示されるだけだが、実際に一般の観客の前で演じるならば、セリフを入れてゆったりと演じるのもいいのではないだろうか。
難易度はCoinOneに引き続き、絶望的に難しいテクニックを使っているわけではなく、ある程度練習すれば手順を追うことはできるだろう。
公式のショップ・サイトではSOLD OUTとなっているが、パッケージのプリントミスなどがある、いわゆるアウトレット品が少数残っているようだ。それでも構わないから欲しいという人のために以下のリンクが用意されている。
▼Still want a copy C2?
※リンクの存在は2010年4月30日現在で確認していますが、いつまであるかはわかりません。問い合わせなどはHomer Liwagへ直接どうぞ。
- Cointwo Extended Trailer HQ -
この動画は先日買ったDVDの『CoinOne』で解説されている「Flash Back Production」というコイントリックを撮影したものだ。
めちゃくちゃ難しいことをやってるワケじゃないんだけど、手を開いたまま見せられるこのトリックがとても気に入った。
このDVDにはまるで映像トリックかと思うほどの手順がいくつか収められていて、一気にコインの練習熱が加熱された。このところコインにはほとんど触れてなかったんだけど、しばらくはコイン熱が冷めそうにない。
FRENCH DROPではすでに在庫切れになっているが、広告動画が見れるので一度見てみることをおすすめ。

▼コインワン – FRENCH DROP

コインマジックのコインの話。
・日常的か?それとも非日常的か?
ときどき、コインマジックを日本で演じるときに使うコインについて、日本人が普段見慣れている500円玉などを使うべきか、それなりに見た目のいいハーフダラーなどの外国のコインを使うべきかという議論に出くわす。個人的に、この二者択一的な考えがさっぱりわからない。
いや、これが、○○という演出をする場合にはどちらが~、とか、××という効果を生むためにはどちらが~、という議論なら無問題。
仕掛けを疑われないためには、日本人が日常的に目にする500円玉を使うべきだ、という意見も理解できる。
マジックを見ること自体が非日常的なことなんだから、使うコインも日常を意識させてしまう500円玉などではなくて、ハーフを使うべきだ、という意見も理解できる。
でも、どういった演出かという前提もなしに、コインマジック全般において常にどちらかだけが真であるとは断言できない。
常に、どういう現象をどういった演出で見せたいのか、といったところを念頭に考えたいものだ。そうすれば、使うべき道具はおのずと決まるだろうから。
ただ、マジックをやらない一般の方の意見としては「そんなのどっちでもいい。」というのが、決して少なくないのが悲しいところだが・・・。
スウェーデンのJohan Stahl氏。ペンとコインを使ったマジック。とにかく上手いんだけど、それだけじゃない。
このような映像ではなくて、いわゆるトリック動画と呼べるような映像が、YouTubeで探すとかなり多く見つかる。手元だけを映したアングルで、カードだったらパスなどの高度なテクニックやトリックなんかを披露している映像だ。いや、個人的にはそういう動画は大好きだ。よく探しては、「おお、すげー」とか「うまいなぁ」なんて喜んでるのも事実。
でも、そういった(手元のみの)動画で披露しているものをマジックと呼べるか、ということになると話はまた別で、やっぱりそれらは”トリック”を見せているだけで、”マジック”ではないと感じてしまうわけだ。
まあ、とはいってもマジックの定義なんて人それぞれだろうし、すべてに当てはまる明確な線引きはできないんだけれども。
細かい話は抜きにしても、Johan Stahl氏の演技を見ていて、マジックにはトリックよりも大切なものがあるよなぁと強く感じた。氏のトリックは技術的に見てとても上手いんだけど、それだけでは成立していない気がする。
その辺のところを今度、掘り下げて考えてみたい。